このページは、上野が2005年に発表した「小さな恋の万葉集」の中から1首ずつ、
訳と解説をホームページ上で楽しんでもらうためのページです。
1週間に5歌、平日は毎日更新します。 さあ、どうぞ。

 
恋歌-1
 

恋のはじまりって、ビビッときて、それでおわりだよね。

私は朝影になってゆく・・・
おぼろに――
そして細く――
ほのかに見えだけなのに
私を虜にして
行ってしまった
あの人のために
私は朝影になってゆく

朝影(あさかげ)に
我(あ)が身はなりぬ
玉かぎる
ほのかに見えて
去(い)にし子ゆゑに
(作者未詳 巻十二の三〇八五)

>>解説
「玉かぎる ほのかに見えて」とは、一瞬の光芒をいう言い回し。静電気や稲妻をイメージすればよい。一瞬であるがゆえに、心に留まったのであろう。あの人の姿が・・・。時には、数秒で終わる恋もある。


   
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