最後の琵琶法師となった山鹿良之の映画を見る。浪曲講演と組み合わせ。なるほど、こういう弾き語りになるかぁと見た。この芸態がどれくらい遡るかは……よくわからないがぁ。
研究助成をもらった関係で、清張記念館へごあいさつ。
西田幾多郎の伝記を読む。学問としての哲学は結局、日本に根付かないのでは?
江戸時代の日中文化交流は、黄檗禅を中心としているが、仏師も来日。中国仏のリアルさがおもしろい。九博で。
九州大学心臓外科の基礎を作った田原淳先生の顕彰碑。福岡天神で。
新国立劇場でカルメンを見る。演出がしっくりこなかったがぁ、やっぱいいね、カルメンは。
村田宗一郎さんは、もう抽象と具象の壁を越えた人だね。
村田さんなりの抽象度と具象があって、一つの世界観がある。一大回顧展。
万葉オペラの美術を担当してくれていた村田宗一郎さん。その個展へ。寺田倉庫のアートギャラリーカフェへ。
北陸は真宗地帯だが、禅は曹洞宗がメインなんですよね。
瑞龍寺に。あまりにも大きな禅寺で驚いた。やはり、前田家の文化?
読売グループの基礎を作った正力松太郎と小林与三次の射水市大門の記念室。スゴイ、バイタリティー。
万葉歴史館の山口千代子先生の万葉衣装展にゆく。
やはり、高岡市万葉歴史館へ、ごあいさつ。
ただし、雪門玄松和尚の写真はなかった。残念。かの水上勉『破鞋(はあい)』の主人公、雪門とは、謎の人だ。かつ、魅力的!
なぜ、国泰寺か。この寺こそ、鈴木大拙と西田幾多郎の参禅の寺なのです。
今日の午前中は、高岡第一高校で特別授業。なんとまじめな学生さん。奈良大学の卒業生も社会科教師としてがんばっていた――。そして、国泰寺へ。
突然出来て、すぐに撤去。それが、すごいところだと思う。
文化研究は、その文化を支える技術の研究からやらないとね。
この技術が、祇園さんの祭りを支えているのか?
山を組み立てるところ。
平城宮跡も、少し遅れたら整備ができなかったと思われる。今は、児童公園。
鈴木大拙像。たぶん、こんなもん拝んでも、なんのご利益もないぞと大拙ならいうだろう。
大拙の生誕の地へも。
この建物のコンセプトは、ぼぉーとできる空間かぁ。
波紋で象徴するもの。宇宙の広がり、思考、それとも無常?
そして、鈴木大拙記念館。大拙以降、あのスケール感ある思索者は出ていないと思う。もうひとり、あげるなら井筒俊彦。
石川県かほく市西田幾多郎記念館へ。大拙読むと幾多郎読まなくては、と思う。ところが、これが難しい。
今年の夏も、京番茶。中世の柴茶なんだが、ノンカフェインで愛飲中。
出た報告書。上野の監修で、鈴木喬、倉持長子、中東洋行の諸氏が執筆。文人の墨蹟がすごい。
野田秀樹の「フェイクスピア」を見る。あいかわらず難しいけど、それがよさかも。野田さんまだまだ走り回っている。ただ、この系統の芝居も耐用年数を過ぎてるかも――。あのドタバタ感。
冷泉家の乞巧奠に学んだ八幡さんの七夕飾りも拝見。
この日は、東京都八幡会で、講演。たのしく、話せました。