いい一日でした。感謝だ。
これが長い。そして、渡るのが怖い――。欄干がないのが怖い。
暮色です。
木津川の上津屋流れ橋も見る。
樟葉交野天神社へお参り。継体天皇ゆかりの地です。
鎌倉期の五輪塔。今まで見たなかでいちばん大きい。
ひいじいさんたち、こんな食器使っていたのかぁ、と驚く。
天保期絵地図で、邸宅跡が判明。久留米藩の中級家臣団のひとりなんですね。
右から二人目が曾祖父(父方)の柘植善吾。じつに男前。ボストンで、慶応3年(1867)。
なんと、曾祖父の家が発掘されて、報告書が……。こんなこと、あるんだぁ、と思う。
コロナ禍で中止となった本年の全国大会。そこで講演するはずだった高麗剣と高麗錦の論文。二年半かかったかなぁ。でも、楽しかったなぁ。久しぶりの大作だ。
布目川、ここまで来ると清流です。
これが布目川の歐穴(ポットホール)。数百万年の世界です。小石が落ちて、水流で削れて、小穴になって……。
布目川。
ふと見れば、南天が……。コロナ禍を転じなくては。
笠置山の奈良朝山岳寺院なんですね。様式は、天平期といわれている。
修験の聖地なんですね。巨石の行場です。驚いた。
すごい巨石に。摩崖仏。
南朝の世界です。
まさしく、『太平記』の世界です。楠正成の霊夢もここ――。
後醍醐天皇の行宮伝承地に立つ石碑。水戸学と南朝正閏論を考えさせられる。
低山趣味シリーズ。今日は笠置山へ。
リース招聘前後の東京大学を中心として近代歴史学の形成について学ぶ。これを読むと「国文学」の形成についてもよくわかる。どうして、日本は実証史学なのか、と。よくできた本だ。ただし、久米邦武の評価が今の基準からではないか、と思う。
福岡という土地に生きた人びとの心意気がわかりました。名品を選ぶ眼がすばらしい。コロナ禍の特展です。
開館30周年の名品展を見学へ。とにかく、学芸員さん、おつかれさまでした。
高山彦九郎のお墓にも詣でました。
父方の五代前の長蔵も、善吾も、六郎も、ここに詣でたのか?
父祖の居住地、日吉町を歩く。日吉神社のあるところに江戸期の後半には住んでいたみたいです。
石光真清記念館。もう一つの坂上の雲です。でも、石光真清といっても、知名度ないかなぁ。
石光真清記念館。愛読書石光真清四部作を読んでいるのでここには行きたかった。熊本は、『城下の人』の世界。神風連の乱から、西南の役が描かれている。
本妙寺の頂上からは、熊本城も見えます。
熊本市内を見下ろす清正公。
清正の近習となった金宦・良甫鑑のお墓。捕虜を近習にしたのかと驚く。
本妙寺へ。熊本は、細川さんより、清正公かなぁ。
どこか報われないのが小楠だが、その思想を受け継いだ人が多いよね。松下村塾と並ぶ維新胎動の地だよね。
『海舟座談』を読んでいるので、是非訪ねたかったところ。横井小楠については、勝は敬意を持っている。それに、我が家は、横井時敬さんの世話になっていたので。
夏目漱石邸へ。五校教授のステータスがどんなものか、知りたい――。
久しぶりの熊本博物館。民俗もあって、楽しい。
藩校だよね。熊本城の地政学的重要さは、鎮台が置かれたことでもわかるよね。
このあたりは、わが愛読書石光真清『城下の人』の世界。
神風連の乱(1876)に凝っているので……。わくわくした。
歴史を見てきた熊本城の銀杏の木。よい時期に来た。
復興中の熊本城。日本財団ががんばってくれています。
まずは、加藤清正さんへご挨拶。熊本ですから。
博多駅周辺は、天神と並ぶ、博多のスポットに!
ほんとに、博多駅前が変わった。1980年代までは、さえなかったがぁ。
字が間違っていて十間長屋。久留米藩の中級家臣団は十間の間口が許されていました。わが先祖も、十間組。
曾祖父柘植善吾の長屋の跡にはマンションが……。
これが真木和泉守の蟄居の「山梔窩」です。
真木和泉守の像。父方の五代前の柘植長蔵は、和歌を習っています。
もちろん、水天宮さんへも。
まずは、梅林寺さんへ。
親戚から譲ってもらった父の絵。1980年代かなぁ。父は、50代から絵を習っていた。
松本真理子先生の金曜トークサロンへ。たのしく勉強できました。今回で、最後だそうです。
ふと見れば、暮色。よい一日だった。
ほんとに柿がスゴイ――。
柿がスゴイ――。
まさしくお茶の里です。
茶祖永谷宗円を祀る神社へお参りしてきました。地名表記は「湯屋谷」だが、「やんたん」と呼称されている。お茶の里だよね。
鷲峰山へ。金胎寺参りしてきました。山岳霊場だよね。
なかなかの山道です。
今日も山登り。藤原信西の塚です。えっ、信西こんなところで、捕らえられて死んだのかぁ……。
ここは、隠れたスポット。日本の近代は教育から……。教育を町衆が荷っていた伝統が今も続いている。
一瞬、凍りつきました。京都で。
九州出身者としては……?
皇室文化の大きさ、深さを学びました。桂本万葉集も見ました。皇室にモノを献上できる歓びというものもあるんですね。
これこそ、水師営。あのステッセル将軍との会見の。移築されたものです。ほんもの見られるんだぁ。
じつは、乃木希典の多くの遺品を収集している伏見の乃木神社。
私の写真の腕では、石段の迫力が出ません。
この石段……。じつは、戦前じは、大切な歴史教育の場だったんですよね。
2年前、伊藤之雄の明治天皇の本を読んでいたので、御陵へ参拝。
七五三の参拝客でにぎわっていました。
椿もすごい。
国宝のご社殿です。
ケーブルカーで石清水八幡宮へ。久しぶりです。
白川の石橋。
松風天満宮。
知恩院から松風天満宮へ。
秋色ですね。
ここは、初めて安養寺。
頼山陽先生にあやかって、漢文勉強しなくては。
東寺の塔です。
うろこ雲です。
焼門なんですよ。不謹慎だがたのしい地名だ。
地面もこんな。
歩くと楽しめます。
塔頭の門。
東大寺の南大門。
よかった奈良に住んで。
今日は歩こう。
久しぶりだ。
ふとした瞬間、庶民の生活。よかった。おばちゃんも、ヤンキーも、おっちゃんもいっぱいいる。
妹尾豐孝展へ。これは、浪速のアンリカルティエ・ブレッソン。
ものを見ることの大切さをいつも学びます。しぶい企画だが、われわれにとっては、ありがたい――。
本年は長屋王木簡の特集です。
この季節は、正倉院展に合わせて、木簡展やってます。
ここも解脱上人の開基なんですね。
寺宝展、特別開扉。見学してきました。山岳寺院ですよね。
万葉の川ですよね。
秋景色の佐保川。
佐保の流れ。入江泰吉をきどるかぁ。
聖武天皇が眠ります。
久しぶりに御陵参拝。天平文化の主催者ですから。
パチリ、マンホール。
石庭も妙があります。
なかなかの風格ありました。
一休宗純の道場一休寺へ。墓所あるんですね。陵墓指定の。一休の禅は、ひとつの禅イメージを作っているよね。
この季節に、こんな花も。
秋景色を楽しみました。
それなりに苦労して山頂へ。
式内社なんですね。カムナビは、若き日の研究テーマです。今でも引用率高いかなぁ……。
221メートルの山なのに、京都を一望できます。
一つの民俗ですよね。
なんと積み石が。
京田辺市の甘南備山に登る。平安京生活者にとっての南山だよね。
小村先生の顕彰碑。
風格があります。
飫肥といえば……小村寿太郎先生。上野にとっては、吉村昭『ポーツマスの旗』の人。
河が堀なんですね。要塞都市なんだなぁ、と思う。実際に、奪還の戦いしてるし。
振徳堂へ。ゆったり感ある城主の隠棲居でした。
石垣がたまりません。城下町は、防衛と身分秩序表象の世界ですよね。
西都原古墳群を歩く。古墳時代からずっとこの地域の中心集落なんですよね、この地は。
馬具生産について、上野も、講演してパネリストになりました。もちろん、『万葉集』に登場する馬の話。
宮崎県立西都原博物館でシンポジウムへ。国宝馬具の里帰り展です。いつも、お世話になっている諫早直人さんといっしょ。