このページは、「小さな恋の万葉集」に発表した訳文をかかげたページです

恋歌-3
 

月って、不思議だよね。何だって、カッコよく見えちゃうもの。

空をゆく月の光
その下で
ただ一目お会いしただけなのに
夢で逢った
――これって恋のはじまり?!

み空行(ゆ)く
月の光に
ただ一目(ひとめ)
相見(あひみ)し人の
夢(いめ)にし見ゆる
(安都扉娘子(あとのとびらのをとめ) 巻四の七一〇)

>>解説
月の光は、時として人の運命をも狂わせる魔力を持つ。それは、かの光源氏の運命をも狂わせた。月光の魔力で、多く男女が恋に落ちた。そして、天才たちが名曲や名作を残した。
現代人は、月光の魔力をあまり感じなくなったようだ。


 
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